週4日勤務も残業規制も結局は同じことなんじゃないのか

労働時間はできるだけ短くして、楽しいことに時間を使いたいと思っている。

だから、この記事のタイトルを見たときには、違和感があった。

「週4日勤務はいいことばかりじゃない…」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191128-00000003-binsider-int

これはまた、仕事意識やエネルギーの高い、仕事が楽しくて生き生きと働いている、聡明で利発な限られた人のことかと先入観を持った。

読んでみるとこれは、まあ残業規制と同じような話のようにも読めた。

もちろんこの週4日制はもっと前向きな取り組みで、残業規制よりもっと、効率を改善する効果はあるように思う。

この記事で問題にされているのは、労働時間が短くなることで、緊急ではないが重要なことに取り組む人が減って、長期的には企業の価値を削ぐのではないか、ということで、それはそうかもしれない。

しかし、週4日勤務を推進したら多くの企業では、その問題より前に、休みの日も普通に働くという現象が起きると思う。

残業規制したら近所のカフェが就業後のサラリーマンで一杯になるというのと同じことだ。

会社で働く代わりに、家やカフェで仕事をするというだけのはなし。

週4日勤務になった、じゃあ今までやっていた仕事の効率を2割上げて、週4日でこなせるようにしよう、などと考える従業員がどれほどいるか。考えたとしても実行できる社員がどれほどいるか。そしてそれを信じる管理職がどれほどいるか。

マイクロソフトのような先進的(なイメージのある)会社だったら、社内の風通しが良かったり、スピード感があったり、根本的な改革ができたりするのかもしれない。

でもまあたいていの日本企業では、いきなりそんな抜本的な変革は起こらないだろうと、僕は諦めている。

なので、この記事の結論にあるように、働く時間を減らそうとするのではなくて、柔軟な勤務時間を認めるほうがまだ、効果があり、従業員にとってもやる気が出るだろうと思う。

幸い僕の今の仕事は、有給休暇を取ること自体は非常にたやすい。宣言するだけで有休は認められるので、その日は休まないでくれと言われることはほぼない。

しかし、それは休んだ日の仕事を誰かがやってくれるわけでもなく、納期を延ばしてくれるわけでもない。

この仕事をこのときまでにやって成果を上げるなら、ご自由にというものなので、結局は休みの日でもいつもメールが気になったり、休んだ日に対応できていないことがあれば結果として自分が痛い目にあうだけだ。

だから有休だと言ってもそれほど嬉しくなく、むしろ仕事がたまらないか気になってストレスを感じる。

サラリーマンの有休なんてそんなものなんだろう。

欧州は違った。人は休む、ということが前提になっているから、バックアップの役割分担が必ずある。

だから長期で休んでも仕事が回る仕組みになっている。

日本でも大企業だったらそうなっているのかもしれない。でも多くの人が勤める中小企業ではそんなわけには行かないのが普通だろう。

だから日本という国は、そういう労働者の犠牲によってなんとか成り立っているのではないかと思う。

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