幻影に怯えて過ごすこの日々は一体何なんだろう。

今日からまたアジアに出張に行く。

今回はまだ、台湾や香港といった近隣の国で、安心感があるといえばある。香港のデモはあるけれど、危険なところに近寄らず、余裕を持って行動するのみだ。

前回のベトナム出張よりははるかにいいはずだ。

前回の出張中は、人との会話がうまくできないことにうんざりし、上の人のディスりに愕然とし、フリーランスで生きていく可能性に一喜一憂し、不眠に陥って一睡もできないほど精神が混乱した挙げ句、最後には顧客と社長を交えた会議と会食があり、その後更に眠れない深夜便で帰国するというものだった。

これほど辛い出張はなかったと言えるほどきついものだった。

それと比べると今回はまだマシかもしれない。

それでも僕はまた恐怖を感じてしまう。

出張中になにか恐ろしいディスりメールが来るのではないかとか、問題が起きるのではないかとか。

出張中に仕事が(メールが)たまるのではないかというのも気になる。僕は基本的にメールの受信トレイがTo doリストになっているから、メールがたまる=やるべきことがたくさんある=時間が足りない=プライベートが侵食されるとなり、ものすごくストレスになる。

しかもやるべきことというのは単なる作業ではなくて、人と交渉したり、人を動かしたり、普通にやっては解決しない問題の解決策を考え出したりという、難しいことばかりだ。

本当に参る。

だから僕はもう日々、神様に祈ることしかできない。

どうかまっとうな一日が送れますように。

どうかひどいことが起きない一日でありますように。

どうか安寧な気分で過ごすことができますように。

いや実際のところこれまでは、なにか劇的なことが起きた日のほうが圧倒的に少ない。

まっとうに過ぎた日がほとんどと言ってもいいかもしれない。

自分の心を劇的に揺さぶることは月に一回あるかどうかぐらいだ。

それなのに僕は、その幻影に怯えて日々を暮らしている。

この心の弱さは一体何なんだろう。

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